この記事では、小学5年生の娘が実際に読んで「また読みたい!」と言った本をご紹介します。
同時に、読書が子どもにどんな良い影響を与えるのか、そして日常生活でどう役立っているのかも、親目線でお話しします。
「本を読ませたいけど、何を選べばいいかわからない」
「ゲームや動画ばかりで、本を読まない…」
そんなママ・パパの参考になれば嬉しいです。
小学5年生の女の子が選んだ本「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」
10歳の娘は3年生のころくらいから本の虫。そのなかでも何度も読むほど気にいている本をご紹介します。
有名すぎもやっぱり『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』
この本は、娘が学校の図書室で借りてきたのがきっかけでした。
最初は「学校で流行ってるから」という理由で読み始めていましたが、どんどん止まらなくなり、その後、購入。何度も何度も繰り返し読んでいます。
親として驚いたのは、
✔ 自分から本の感想を話す
✔ 登場人物について考えを述べる
✔ 「もし自分だったらどうする?」と考える
という変化が見られたことです。
生活のなかで困ったことがあると「あの駄菓子があったらな~」と銭天堂で登場した駄菓子を思い出して説明してくれたりします。
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」どんな話?小学生がハマる理由は?(ネタバレなし)
『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』は、願いを叶える不思議な駄菓子をめぐる物語。
幸運な人だけがたどり着ける駄菓子屋で、子どもも大人も、それぞれの悩みを抱えながら駄菓子を手にします。
でもその願いは、
✔ 正しく使えば幸せに
✔ 間違えれば思わぬ結果に
という、ちょっとドキッとする展開。この「善悪」「選択」「結果」というテーマが、小学高学年の子にちょうど良い深さで、ハマってつい読み進めてしまう理由なのかなと感じています。
小学5年生女子に「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」がおすすめな理由
✔ 文字量が多すぎず読みやすい
✔ 1話完結で達成感がある
✔ ファンタジーだけど現実に結びつく
✔ 「自分だったら?」と考えやすい
高学年になると、
「子どもっぽい本は嫌」
「でも難しすぎるのも無理」
という時期。そのちょうど中間にハマるのが、このシリーズだと感じました。
実は「銭天堂」は娘が小学3年生くらいのときからもうすでに図書室で借りてきていたのですが、シリーズ全読破するほどハマったのは小学5年生になったあたりから。
内容と精神年齢がガッツリハマるのがこの年代あたりなのかなと思いました。
小学5年生本好き娘の2025年購入本紹介
うちの娘は、最近はあまり本は購入しません。
なぜなら読書量が多すぎて、本棚に本が入りきらなくなってしまいました。
「誕生日プレゼントには巨大本棚が欲しい!」というほどの本好き。本好きに育ってくれて親としては嬉しいかぎりです。
なので、普段は図書館で借りてくる本を読むことがほとんど。でもその中でも「何度も読みたい!」や「人気過ぎて図書館では借りられない」本を購入することが多いです。
とはいえ、本屋さんが大好きなので、リサーチがてら「表紙買い」することもあるのですが(笑)
購入本紹介。大人っぽい本を選ぶようになってきた10歳女子
パケ買い。表紙がめちゃくちゃ綺麗なんです。ファンタジーをあまり好まない娘が手に取りハマって何度も読んでいる本。
「家で読むときはハードカバーがいい!」というこだわりがあります。
この本の製本は本当に綺麗なんです。イラストが素敵で手に取ってどハマりして読んでいる本です。
厚さがハリーポッターを少し薄くしたくらいなので、結構ボリュームがあります。
つぎの本はこちら。
「いつだって誰だって簡単にひとりになる」
というキャッチフレーズに惹かれたそうで買ってほしいとせがまれました。
実は娘は1人でいることができる子。あまり特定の友達を作らず学校でも過ごしているようです。
内容的に少し早いかな? とも思いましたが、さくっと読み終えていました。時々読み返すそうです。
読書が子どもに与える3つの効果
① 想像力・思考力が育つ
映像と違い、本は頭の中で情景を作る必要があります。
娘は読み終わった後、
「この人はこう思ってたんじゃない?」
「私はこの選択しないな」
と、自分なりの考えを話すようになりました。
👉 これはまさに、考える力が育っている証拠。
② 語彙力・表現力が自然に増える
最近、娘の話し方が少し大人びてきました。
・言葉の選び方が豊か
・感情を説明するのが上手
・作文の表現が広がった
これ、特別な勉強はしていません。本を読むだけで、自然と身についていました。
とくに、小学5年生にあったあたりから読書量がものすごく増えました。図書館にいくと10冊は借りてきて、まるでむさぼるように読み漁っています。
まぁ、手に取った本がすべてハマるわけでもなく。離脱も早かったりしますので、図書館で借りてきて気に入った本を厳選して購入してあげたりしています。
③ 実生活の「判断力」にもつながる
たとえば『銭天堂』のお話では、「楽をしたい」「ズルしたい」という気持ちが、どんな結果を招くかを描いています。
その影響か、娘は最近こう言いました。
「いま楽してもあとでツライ思いするだけなんだよねー」
親が説教しなくても、物語から学んでいるのが伝わってきて、正直うれしかったです。
親として意識した“読書を習慣にするコツ”
我が家でやっているのは、たったこれだけです。
✔ 「感想を聞く」だけ(正解は求めない)
✔ 読ませようとしない
✔ 面白かったら一緒に喜ぶ
「どうだった?」
「どの話が好き?」
本を読んだ後に感想を聞くことは意識してしています。
それからまだ娘が幼いころは、娘が読書をしているときはともに本を開き「一緒に読書をする時間」をとるように心がけていました。
そして、お互い読んだ本について話したりしていました。
それがいい感じに「読書=ママとの楽しい共有体験」になったように思います。
購入はこちら|シリーズで読むのもおすすめ
娘は1冊読み終えたあと、
「次も読みたい!」と自分から言いました。
シリーズで読むことで
・読書量が自然に増える
・集中力が伸びる
・読書が習慣化しやすい
自宅用はもちろん、誕生日・クリスマスプレゼントにも人気です。
まとめ|読書は「静かな学び」習慣づけで一生の財産
いまでこそ、読書のおかげか娘は、塾のテストにのぞんでも国語だけはノー勉でも高得点。とはいえ、読書をしたからといって、学校や塾の成績に直結するものではありません。
でも……
・考える力(先を想像する)
・言葉の力(言葉の威力)
・選ぶ力(取捨選択する意思)
を、静かに、でも確実に育ててくれます。
「本、読んでくれたらいいな」
そう思ったときの、最初の一冊として「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」を。とくに小学5年生の女の子に、
自信を持っておすすめできるシリーズです。
【おまけ】7歳息子を本好きに育てることに奮闘中
娘が活字中毒なら、息子は活字嫌い。同じように育てているつもりでも全く正反対の2人です。
そんな息子、最近ではやっと自分で絵本を読むようになりました。
「ノラネコぐんだん」シリーズが大好き。kodomoeの2025年12月号にはショート絵本とノラネコぐんだんのトートバッグが付録だったのでつい購入!
おすすめの絵本ものっているし、付録も魅力的なのでたまに買ってしまいます。
いま考えれば、娘だってはじめから自らすすんで読書をしていたわけではないんですよね。焦らずその子のペースに合わせて一緒に成長していきたいですね。














