子宮外妊娠になったときの症状|体験談を詳しく

妊活経験のある女性なら「子宮外妊娠」をご存知のかたは多いのではないでしょうか。

私は第二子妊活中に、子宮外妊娠を経験しました。

 

子宮外妊娠は正常妊娠ではありません。

子宮外妊娠は、発覚するとなるべく早い処置が必要になります。

逆をいえば、子宮外妊娠していることの発見や対応が遅れると、母体の命にかかわってきます。

 

手術・入院もともないます。

一刻を争う事態です。(私の場合は、手術のあと10日間程入院しました)

 

 

そして子宮外妊娠は、情報がとても少ないです。

私は妊娠が発覚した直後から異変を感じていたので「もしかしたら子宮外妊娠かもしれない」と思ったときにたくさんネットで情報を求めましたが、詳しい情報は見つけられませんでした。

 

今回は、私と同じように「子宮外妊娠かもしれない」と不安に思っている方の参考になればと思い、備忘録として書いていきます。

 

 

「陽性反応がでて病院にいったけど、まだ胎嚢が確認できなかった」

 

「妊娠はしてるみたいだけど子宮外妊娠が心配」

 

 

子宮外妊娠には早急な処置が必要です。

妊娠検査薬で陽性がでたもののちょっと不安な日々を過ごしている方は、自分自身の身体のために読んでみてください。

 

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目次

子宮外妊娠ってなに?

 

子宮外妊娠とは医学用語では異所性妊娠と呼びます。本来妊娠した場合、受精卵は子宮の内膜に着床することで成立します。

 

しかし子宮外妊娠とは、子宮の内膜以外の場所に着床してしまった状態のこと言います。

つまり正常妊娠ではないため、治療が必要となります。

 

発症確率は、大体全妊娠数の約1~2%くらい。(大きめの産婦人科に勤める助産師の友人が言うには、週に1人くらいの割合でいるそうです。結構多い…)

 

この確率はなんとなく聞いたことがあったので、まさか自分がなるとは!と驚いたし発覚したときはもの凄くショックでした。よりによって不妊治療をしている私に起こらなくたっていいのに…とも思ったものです。自分勝手な言い方ですけどね。

 

1年間の不妊治療を経て陽性反応!

私の場合は、二人目妊活中の出来事でした。

 

排卵日予測のため通院の日々

 

私は二人目不妊であると病院で診断されてから不妊治療のために、病院に通っていました。

一人目は自然妊娠であったため、一般的な不妊治療の順をたどってタイミング法から始めました。

病院は不妊治療専門のクリニックではなく、初めに受診した婦人科で行っていました。

▼くわしくはこちらの記事に書いています。

 

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その理由としては、転院も考えたけれど、不妊治療専門クリニックは値段も高額になるという固定概念があったことが1つ。そして婦人科で不妊治療を行うことにしたもう一つの理由が、2歳の娘を連れて通わなければならないという状況だったためです。

それに「まずは」という気持ちもあってそのまま継続での治療を選びました。先生とも相談して初歩の不妊治療であれば診てくれるとのことだったのも理由のひとつです。

 

その間に行った不妊治療といえばクロミッドの処方がメインでした。

私の場合は1日2錠を5日間という月が多かったです。

 

処方されたクロミッドを飲み終える

病院にいって卵の育ち具合をみる

 

と頻繁に通院していました。

先生一人と看護師さん一人という小さい個人病院だったので待ち時間もほとんどなく、長くても待つのは1時間程度だったことが娘を連れて気長に通えた要因でもありました。

 

医師曰くわたしの不妊原因は、多嚢胞性卵巣症候群が濃厚だということでした。そのこともあって、クロミッドを内服して卵子の成長具合を追っかけても結局排卵しないという月もあり精神的にも辛い時期でした。

 

卵が上手く育たずリセットしてしまった月は、旦那さんに付き合ってもらってよくやけ酒してましたね(ビール大好き、特にアサヒスーパードライ)

 

陽性反応がうっすらと出たけれど

 

クロミッドを飲んでも排卵したりしなかったりを繰り返しながら1年ほど経ったころ、なんとなく予感がして生理予定日にフライング検査をしたところ、うっすらと陽性反応が出ました。

 

天にも昇る気持ち&るんるんで胎嚢の確認のため早速病院にいきました。

しかし内診してもらうも先生は…

「うーん、まだなにも見えない。それに少し出血してるね。今回はこのまま流れちゃうかも。様子をみましょう、また3週間後にきてね。」

 

そんな残酷なことをさらりと言わないでくださいよ先生・・・

とはいうもののまだまだ本格的に生理の出血があったわけではないし、望みは捨てきれない。自分の身体を信じようと思いました。

 

なにかおかしい。病院に駆け込むと…

 

30年近く自分の身体と付き合っていると「いつもと何か違う」という感覚がわかるようになります。

イヤな予感がして、かかりつけの婦人科ではなく地元で有名な総合病院の産婦人科に駆け込みました。

出血が止まらない

 

かかりつけの婦人科病院で診断を受けた数日後、出血がはじまりました。

下着に装着したナプキンにつくほどではないけれど、トイレで用をたすたびにチョロっと出血する感じ。色は鮮血。

 

妊娠初期に出血がみられることはよくあるみたいだし。もう少し信じたいという気持ちと、やっぱり生理がきちゃったのかな?という諦めの気持ちとが入り混じっていました。

でも生理ともまた違う出血の仕方なんですよね。

動かずじっと横になっていればナプキンに血が付かないんです。

 

明らかに「いつもの生理とはなんか違う」この感覚、もう何年も生理を経験していればこれは普通の生理じゃないとわかりました。

 

動かなければ出血しないのでできるだけ横になって、動くのは必要最低限の家事だけにして安静に過ごしていました。無事妊娠していることを信じて。

 

不規則にくるうずくまるほどの激痛

 

相変わらずちょろちょろと出続ける出血。それに加えておなかの痛みも感じるようになってきました。

その痛みはドンドン強くなっていきました。

ずっと痛みを感じるわけではなく、波があって。

はじめは耐えられないほどではないけど確実に痛いんだよなーくらいでした。一人目を自然分娩で生んでいるのでどうしても陣痛のときの痛みと比べてしまい「まだ大丈夫」と痛みを我慢してしまいました。

 

それからまた数日後、朝からどうもおなかが痛い。

その日は用事があって実家に泊まることになっていたので、ベビーカーに娘をのせて、電車に乗り何駅かの実家に移動。まだ歩くことはできました。痛いけど。

 

耐えられない激痛

 

痛いながらもその日は就寝しました。

しかし朝方、激痛に耐えられなくなり何度も目が覚めます。

ズキズキと痛いというよりはチクチク痛む。

でもチクチクという表現ほど軽い感じではなくお腹に刺さるような痛みでした。陣痛の痛みともまた違ったんですよね。

 

それになんとなくお腹がポッコリと膨れている感覚がありました。

 

朝起きてどうしても痛かったので母に促されて、娘を預かってもらい近所の総合病院に行くことにしました。そのころにはもう、ときに立っていられなくなるほどの激痛にまで発展していました。

 

産婦人科に駆け込む

 

幸い実家から数分のところに有名な総合病院があったので、痛みの合間に自転車をこいでいきました。(あとから知ったのですが、産婦人科の先生はその道では名医と呼ばれる方だそうです)

 

土曜日だったこともあって病院は混んでいて待ち時間は2時間くらいでした。

やっと診察室に呼ばれて、内診してもらってから事態は急変の大騒ぎ。

子宮外妊娠の疑いがあるから緊急手術をすると医師から言われました。

その時すでに私の子宮内には400mlの出血があったとのことです(あのお腹の膨らんだ感覚は子宮に溜まった血のせいだったのか!)

※この段階では、子宮外妊娠確定ではなく「腹部に大量の出血があるため出血点を見つけ、止血しなければ母体が危険」と言われ手術しました。ただ、尿検査でも妊娠の陽性反応がでていたため子宮外妊娠説が濃厚だということでした。

 

その日の午後に全身麻酔による緊急手術となりました。開腹したところ出血の原因は、やはり子宮外妊娠とのことで卵管摘出手術が行われました。

私の子宮外妊娠は、本来子宮に着床しなけれならない卵子が卵管に着床してしまったことによるものでした。

卵管は破裂寸前だったそうです。

陽性反応でたら慎重に。異変を感じたら病院へ

 

先生に子宮外妊娠と診断されたとき、やっぱりちゃんと妊娠してたんだと嬉しかったことをいまでも鮮明に覚えています。

 

「妊娠継続したい、赤ちゃんをとらないで!」と病室で泣き叫びました。

自分は不妊治療をしていてやっと授かったから手術したくないと泣きながら先生に訴えました。

しかし先生に「いまはそれどころじゃないし、そういう問題じゃない。このままだとあなたが死にますよ」といわれ事の重大さを知って驚きと恐怖で泣きじゃくりました。

 

今回わたしは8週を迎えるあたりのぎりぎりセーフで手術できたのでよかったのですが、もし卵管が破裂していたら私自身の命に危険があったそうです。

 

決して不安を煽りたいわけではなく、こういうこともあるということを知ってもらって自分自身を守ってもらいたいと思い、当時のことを赤裸々に書きました。

 

でも実は、わたしはこの手術の3か月後に奇跡的に自然妊娠し、元気な男の子を出産することができました。

 

▼子宮外妊娠後の妊娠について書きました

 

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だからもし子宮外妊娠になったとしても絶望しないで下さい。

卵管は二つあって、私のようにたとえ卵管が一つになったとしてもまた妊娠・出産できたという一例がここにあります。

私のように辛く苦しい思いをした方の希望になればと願っています。

 

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