離乳食は何か月からはじめるのがいいのでしょうか?
うちの子供たちは一般的な離乳食開始時期よりはおそめのスタートだったと思います。
しかも上の娘にいたっては1歳になるまでほとんど離乳食を食べてくれませんでした。
「離乳食のスタートって遅いとダメなの?」
「離乳食でアレルギー反応があったらどうするの?」
と悩むママやパパのために書いています。
離乳食を「おっかなびっくり進めていた慎重派ママ」な我が家の子供2人の体験記です。
Contents
【離乳食】我が家は娘が6か月、息子は7か月スタート
離乳食をはじめる時期にはそれぞれの家庭に幅があると思います。
だってそもそも、各々家庭環境がちがいますから。
ミルクで育てているご家庭は、ミルク代がかかるからと早めに離乳食をはじめたなんて話もよく聞きます。
子育ては「うちはうち」とある程度は割りきって、まわりの情報に振り回されすぎないことも必要です。
上の娘は卵アレルギーで乳児湿疹がひどかった
我が家の下の息子は、生後7か月から離乳食をスタートさせました。
世の中てきには離乳食開始時期を5か月くらいからとしていますので、そこから考えても少し遅めでした。
うちが息子の離乳食を7か月からと少し遅めにはじめたその理由は、上の娘にあります。
うちの娘は、生後3か月から6か月くらいまで本当に乳児湿疹がひどく、いつも頬が真っ赤で肌触りもザラザラしていました。
可哀相なくらいにいつも荒れた状態のほっぺたでした。
でもわたし自身、娘が一人目の子供だったこともあり、これくらいの月齢だと赤ちゃんはみんなこういうものなのかな~くらいに思い薬はぬっていたものの様子見なかんじでした。
6か月になったころ、そろそろ離乳食を始めようかと思っていたときに近所のかかりつけの小児科の先生から離乳食を始めるまえにアレルギー検査をしたら?とすすめられました。
一般的に5か月あたりからはじめてもいいとされている離乳食を6か月になるまで先延ばししていた理由のひとつに「アレルギー反応がでたら怖い」という思いがありました。
5か月未満のはやいうちから食べ物を与えると、内蔵に負担がかかってアレルギーが発症しやすいと聞いたことがあったからです。
もうひとつの理由は、離乳食なんだかちょー面倒くさそうだというズボラママなわたしです。
たまたまかかりつけの小児科がアレルギー科も診ているところだったので
「検査をしておくと離乳食をあげるのに安心だよ」
と教えてくれたこともあって、離乳食をあげてアレルギー反応でアナフィラキシーショックを起こさせちゃったら大変だと思い、アレルギー検査を受けることにしました。
そんな経緯から気軽な気持ちで受けたアレルギー検査の結果…
娘は、卵にかなりのアレルギーがあることが判明。母乳からも卵の成分が出てしまうようで母親のわたしも一切、卵を摂らないようにと注意を受けました。
娘のほっぺた真っ赤の肌荒れの原因がわたしにあった…
わたしの食べていた卵のせいで娘のお肌を荒れさせていたなんて知らなかった…
とてもショックでしたが、すぐさまそれまでバクバク食べていた大好きな卵の摂取を一切控えてみました。
するとどうでしょう…
なんと娘の乳児湿疹が一気にキレイに治りピカピカぷりぷりのまさに卵肌へと変わったのです!
乳児湿疹が改善した理由がわたしが卵の摂取をやめたことだけが要因になったかは定かではないのですが、原因の一つではあったのだと思います。
※アレルギー検査の際、1歳未満の赤ちゃんに卵アレルギーが出るのはよくあることらしいので神経質になりすぎもよくないですが、娘の場合はとくに卵に反応してしまうタイプだったようです。
そんな娘の経験があったので、息子のときもお肌の変化には細心の注意を払っていました。
ですが息子の場合は、幸い乳児湿疹とは無縁の体質らしく、9か月現在まだお肌トラブルを起こしたことはありません。
ちなみに、今回も完全母乳で育てているのでわたしも食生活には最初こそ気にしていたもののいまでは普通に卵でもなんでも食べています。
でも息子にはお肌の保湿にだけはかなり気を付けています。
▼息子には生まれたその日から保湿!保湿!保湿!
お守りのように毎日息子の全身に保湿剤をぬりまくっています。
食物アレルギーは、月齢が低いほど強く症状が出やすいみたいですが息子の場合、現状母乳を飲んでいるかぎりではアレルギーの心配は少なそうだったのでアレルギー検査はおこないませんでした。
※娘のかかりつけの小児科を1歳すぎからちがう病院に変えているので、息子は娘がアレルギー検査をした先生とはちがうT先生に診てもらっています。
T先生いわく、
「乳児湿疹のない子は食物アレルギーをもっている可能性も低いから、わざわざ押さえつけてまで血をとってアレルギー検査をする必要はないよ」
という意見で、乳児湿疹などお肌のトラブルの少ない子の場合は、少しずつまずはなんでも食べさせていく方が重症なアレルギーになりにくいとの考え方が最近の主流なのだそうです。
とはいうものの、上のお姉ちゃんにアレルギー反応が出た経験もあって怖いとも思うから念のためということで”抗ヒスタミン剤”をお守り代わりに処方してくれました。
もしアレルギー症状がでてしまったら使うといいよということでした。
こんな上の娘の経緯があったので、念のため息子の離乳食は慎重に7か月からと少しゆっくりめなスタートとなったのでした。
息子11か月たまごボーロでアレルギー反応がでた
7か月で離乳食をはじめた息子ですが、どうやら食べることが大好きなようでなにをあげてもペロリとたいらげてくれました。
上の娘のときは離乳食の進みがとても悪かったので「こんなに食べる赤ちゃんもいるんだな~」とビックリしていました。
順調に離乳食をすすめていましたが、11ヶ月のときに「そろそろあげても大丈夫かな?」と初めてあげた卵ボーロでまさかのアレルギー反応がありました。
※はじめて卵を食べさせたのがこの11ヶ月で卵ボーロです。
卵ボーロを10粒くらい食べたそばから口のまわりにピンク色の湿疹がいくつかでてきました。
すぐかかりつけのT先生に相談にいって、特異的IgEという簡易アレルギー検査をしてもらいました。
※検査方法は、親指にプチっと針をさして少し出血させて採血。息子は泣かなかった。
検査項目は卵白、牛乳、小麦。
牛乳と小麦は陰性で、卵白だけはちょっと陽性という結果。
このレベルだと除去するまでもなく、少しずつでも食べさせていくことが大事と教えてもらいました。
しかし、この「少しずつ」というところがミソでして。
わたし自身、卵も少しずつはじめてみようと初級レベルだと思った卵ボーロからあげてみたのですが、実はこれがダメだったようです。
卵のアレルギーがでやすい順番として
抗原性(アレルギー性)が
①最も強いもの→生卵、半熟卵
②強いもの→卵料理、マヨネーズ、卵ボーロ
③やや強い→蒸しパン、カステラ、ちくわ
④弱い→中華めん、クッキー、食パン
小児科のT先生からこのリストを聞いて驚いてしまいました。卵ボーロがこんな上位にあがってくるなんて!
要は、卵の含有量が卵ボーロはかなり高いからアレルギー反応もでてしまいやすいのだそうです。
でも、わたしのように卵ボーロは、卵デビューの初級編だと勘違いしてあげてしまうお母さんは実際かなり多いそうです。
なので少しずつ卵に慣れさせるためには、抗原性の弱い食パンなどから食べてみるといいとアドバイスしてもらいました。
T先生のおすすめはヤマザキのダブルソフトから始めるといいそう。徐々に食べる量を増やしていって身体に慣れさせるみたいです。
これを経口免疫寛容というらしく、先生のいう「なんでも少しずつ食べさせる」というのはこういうことなのかと、勉強になりました。
※人間のからだには、ある程度ならアレルゲン(アレルギーの原因となるもの)を受け入れてしまい、アレルギー反応を起こさずに済まそうとする働きがあります。このアレルゲンに対する「慣れ」をつくる仕組みがこの経口免疫寛容というそうです。
娘は1歳までほとんど母乳のみで成長しました
下の息子はばくばく離乳食を食べてくれる赤ちゃんです。
いまは離乳食をはじめて半年ちかく経って、1歳を迎えましたがその食欲は増す一方です。
食べてくれるとこちらとしても作るのも楽しくてどんどんいろんなものを作ってあげています。
▼離乳食づくりにはストウブ14が最適です
でも上の娘はまったく離乳食を食べてくれない赤ちゃんでした。
離乳食を食べない娘に当時はすごく悩みました…
娘はおっぱいが大好きだった
娘は本当におっぱいをよく飲む赤ちゃんでした。
吸われれば吸われるほど、わたしの母乳もよく出たので完全母乳で育てていました。
離乳食は6ヶ月からはじめましたが、ぜんぜん食べてくれませんでした。
手を変え品を変えといろんなものを与えてみましたが、どれもお好みでないようで(笑)
なにをあげても「べぇー」と吐き出してしまいます。
娘が、7ヶ月のときに家族3人でいったハワイ旅行のときも、母乳のみでした。
小児科の先生に相談したり、ネットを検索しまくったりしたけどみんな一般的なことしか教えてくれません。
「どんどん母乳だけでは栄養が足りなくなるからあきらめずに離乳食をあげるべき」
そんなことわかってるよー!!
でも食べてくれないんだから仕方ないでしょうがー!!
でも母乳だけはよく飲んでくれたのでもうあまり考えすぎるのはやめることにしました。
それでもバナナとイチゴなら少し食べてくれたので、果物を中心に食べさせたりしていました。
ありがたいことに、わたしが勤めていた会社は育休を3年とることができたので急いでおっぱいを卒業する理由がなかったのも、わたしが悠長にかまえられた理由でもあります。
あと、母乳の方が楽だしお金かかりませんしね(笑)
いつかは食べる日がくる!
おかゆや、人参、たまねぎ、じゃがいも、ほうれん草などなど色んなものを潰して漉してってそういうのが嫌いだったの?
娘、1歳をすぎて、軟飯といわれるようなおかゆじゃないご飯をあげるようになってからはどんどん食べてくれるようになりました。
お味噌汁の取り分けも好き、納豆ごはんなんて大好物です。
くだものをよく食べるのは相変わらずで、とくにイチゴには目がないご様子でした。
離乳食をすこーし味付けしたものに変えてからは徐々にいろんなものを食べてくれるようになり、1歳6か月のころ焼きそばをバク食いするまでに成長しました。
そんな娘もいまでは4歳になりましたが、好き嫌いもなくとっても健康に育ってくれています。
1歳までほぼ母乳しか飲まず、どうなることかと不安な日々を過ごしてきました。
でもこんな子供もいるので、もしいまご自身のお子さんが離乳食を食べてくれないと悩んでいても「いつか必ず食べてくれる日がくる!」と信じて様子をみてあげましょう。
ただ、もし本当に母乳の栄養だけでは足りなかったとしたら、なにかしら子供にも異変がみられると思います。
まず、元気でよく笑い楽しそうに遊んでいるなら心配しすぎずにどんと構えてみることも必要かなと思っています。
わたしはそうやって乗り切りました!
まとめ
育児については、お医者さんに相談しても医学的理由を根拠にした正当なアドバイスしかしてくれません。
しかしそんな意見を聞いてばかりだとストレスがたまるし不安にもなりがちです。
そもそも子育てなんてマニュアル通りいかないものだ!
わたし自身かなりの心配性で、慎重派です。
月齢の平均より具材を軟らかめに煮てあげたり、吐かないように量は控えめにしてあげたりしています。
離乳食にかぎったことではないですが、焦りは禁物です!
その子なりのペースがあることを理解してあげたいですね。
我が子の場合は、子供2人が正反対のタイプだったので体験談をとしてまとめてみました。
どなたかの参考にしていただければうれしいです。